adwordsやovertureのようにリスティングは基本的にオンラインで全て完結することができる。
それは別にいいと思うんだけど・・・
セプテーニ・クロスゲートが行っているサービス「xmax(クロスマックス)」はどうも腑に落ちないサービスなんだよね。
メディアから広告主に逆オファーも可能、総合アドマーケットプレイス「xmax」オープン
クロスゲートが開発・提供を開始する「xmax(クロスマックス)」は、インターネット広告・新聞・ラジオ・雑誌・フリーマガジンなど、あらゆるメディアの広告取引をオンライン上で完結するアドマーケットプレイス。ここでは、広告主・媒体社・代理店・法人・個人を問わず、あらゆる関係者が直接取引を行うことができる。
オンライン上で完結することの利点はもちろんたくさんあるんだけど、不安要素はある。
例えば・・・
①広告出稿が八百屋ビジネスになりがち、そして悪化するんじゃ・・・
・・・クライアントは単純に安くPRできる場を探すし、メディアはそれに合わせて当然価格競争を行う。
結局は今のモバイル広告の現状のように、mixiやモバゲーTOWNのようないわゆるモンスターサイトが広告単価をどんどん下げてしまい、メディアパワーの弱いメディアは苦しくなる。
既にそんな状況なのに、こういったサービスはそれをさらに悪化させる可能性がある。
メディアはもっと強気でいなきゃいけないのに・・・単価は下げればいいってもんじゃない。
②クライアント⇔メディアの親和性がオンラインで見えるのか
これは極端な例だけど、18歳以上のユーザーしか存在しない(はず)のmixiで中高生向けの広告を出したり、男性向けメディアで女性向けダイエットの広告を出したらどうだろうか。
もちろんまったく意味はなくて、オンラインだけで広告のやり取りをしていたらこういうミスも増えるだろう。
まぁメディアプロフィールの項目が充実していればOKかな。
ってか、このサービスって結局メディアもクライアントも包括的に全て取り込んで代理店の存在意義を無くそうとしてるんだよね。よくわかります(笑)
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