あの渋谷のスクランブル交差点から見えるQFRONTの大型ビジョンがすごいことになります。
大型ビジョンで「視聴率」実験――渋谷駅ハチ公口スクランブル交差点、「QFRONT」(渋谷区宇田川町)壁面の大型ビジョン「Q’s EYE」で10月より、ビジョンを見た視聴者数を自動分析し、性別、年齢別にカウントする実測実験が始まった。同ビジョンのメーカーで、国内屋外ビジョンの4分の1以上のシェアを占めるビジョン開発・販売のアビックス(横浜市)が試験的に導入した。屋外大型ビジョンでの視聴者数の自動カウントは世界初という。(シブヤ経済新聞より引用)
これはすごいことですね。
これがもっと進歩すると、例えばスクランブル交差点で信号待ちをしながらビジョンを見ているユーザーを分析し、もし20代が多かったら、その世代にあった広告を出すなど、リアルタイムでそのようなターゲティングアクションが可能になる。
しかし、問題は個人情報保護に関して。
「数値分析のデータのみのサーバに送信するので個人情報は保護されている」と書いてあるが、技術的にクリアになるからといって、ユーザーの理解・納得が得られるかというとそんなことはない。
特にこのような技術は今まで無かったものだし、「自分が勝手に分析される」ということに対しては、正直マイナスイメージを抱く人のほうが多いだろう。
そこのデバイドをどう埋めていくか、それもこれからの課題だと思う。
消費者(日本人?)はわがままだ。
自分が能動的に動く時はそこまで考えないが、受動するアクションに関しては途端に防衛本能を働かせる。
「顔ちぇき」がいい例かもしれない。
あんなにこぞって、自分の顔を写した写メールを外部に送信するのだから。
防衛本能を好奇心が上回ったいい例だといえる。(メディアに大きく取り上げられたことによる信頼感もあるが。)
技術的な進歩と消費者教育は歩みを合わせなくてはなりませんね。
話は戻って、インターネット・モバイルの進歩は確かにすごいですが、デジタルサイネージは今まで夢物語だったことを次々と可能にしていきますね。
それに合わせて広告ビジネスもどんどん変わっていくことでしょう。
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