そもそもSNSってソーシャルでインターネットを通して世界中の人々とつながれることが最大の売りなんだけど、現実を見ると、人々(特に日本人に顕著だけど)は普段付き合っている仲間とネット上でコミュニケーションを取ることに重きを置いている。
日記もアルバムも「友達まで公開」にして、外部接触を遮断する。
なんでこんなことになっているかというと、理由ははっきりしている。
①顔の見えない第三者と接触する恐怖
②全体公開の日記がSNS外で晒されて祭り(マック店員とか吉野家店員とか万引き事件とか挙げればキリがない)
③出会い系業者が増え、実在する人間かもわからない
上記に挙げたような理由から、人々は本来のソーシャルネットワーキングをせずに、SNS内に自分たちだけのグループを作って使用している。
要するにSNSの機能を使用して仲間内でのグループコミュニケーションをしているってことです。
だからSNSじゃなくてGNS(Group Networking service)ですね。
確かにSNSで色んな事件は起きすぎた。ネガティブな部分ばかり見えてもそれは仕方ない。
実際、僕もmixiに関しては全て「友達まで公開」にしている。
この流れは仕方が無いことかなと思う。
日本ではFacebookもFriendfeedもLinkedInも流行らない。その理由は明らか。
で、それならSNSだけじゃなくて、グループコミュニケーションに特化したサービスがあればいいんじゃない?って思ってました。
もちろんそんなサービスけっこうあるんだけど(機能として)、意外とみんな使ってない。
まぁ、よほど特化して使いやすいことが伝わらないと、SNSのシフトは難しいかなって思う。(めんどくさいから)
別にmixi内でグループコミュニケーションは取れるからね。(メーリス機能とか便利なものは無いけど)
と、まぁそんなことを考えてたら、意外にもアメリカでそんなサービスが産まれている。
それはMIXTTというサービス。
グループデートなどの活動を支援する。(Techcrunch japanese)
一人に焦点を当てたSNSではなくて、団体行動をベースとして捉えているので、ソーシャルカレンダー等も実装されている。
グループとグループがソーシャル上で出会い、オフラインでの活動に移していく、といったコンセプトだ。
つまり、簡単に言えば、あるサッカーサークルがMIXTT上でグループを作り、同じようにサッカーをやっているサークルを探す。
そして実際にコンタクトを取り、練習試合をやる・・ってな感じだろう。
もちろん、無理にソーシャルアクションを取る必要もなく、グループ内だけでソーシャルカレンダーを使用したり、連絡を取り合ったりとグループ行動を円滑にするために使用してもいい。
さっきも書いたとおり、別にこんな機能があるサービスはありふれてるんだけど、サービスコンセプトとしてしっかりと明言するかしないかが鍵だと思う。
グループ特化型のサービスはもっと出てきてもいい。
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