mixiのオープン化が発表されて、至るところで議論を呼んでいますね。
二番煎じではありますが、まず、今回mixiが発表した内容を簡単にまとめてみたいと思います。
まず大きく分けると2つです。
①mixi Platformの開放
②mixi利用制限の緩和
「mixi Platformの開放」に関しては、2つのサービスが展開されます。
まず一つは「mixiアプリ」
これは例えば、facebookのアプリケーションや、iPhoneのアプリケーションを想像してくれればいいかな。
つまり、mixi上でmixiのUIに合った形で様々なサービスをマイページに埋め込めるということです。(例えばメール機能とかRSSとかゲームとか)
もう一つは「mixi Connect」
これはtwitterのサービス展開をイメージしてください。
twitterのように外部にAPIを公開して、mixiにログインしていなくても別サイト上でmixiの更新情報をチェックできたり、日記が書けたりするようになります。
twitterがそうだったんですが、このAPI公開のデメリットは、企業・個人問わず様々なデベロッパー達がAPIを使ったサービスを作るようになります。
これにより、mixiに対するリクエストが増えてサーバが重くなる可能性があります・・・って書いてはみたもののmixiは十分に耐えうるサーバを用意してますね・・
もうひとつのデメリットは「mixiにログインしなくなる」ってことですかね。
「mixi Platformの開放」に関しては以上です。
まぁ、上に書いたとおり、facebookやtwitterの真似です。
でも否定する気はさらさらなくて、これが進むべくして進むSNSの次なる展開だと思います。
次に「mixi利用制限の緩和」についてです。
これは今まで「18歳以下利用禁止&招待制」だったんですが、これからは「15歳以上利用可&個人登録OK」になります。
この展開も進むべくして進むもので、実際招待制でユーザー数を伸ばしていくには限界がありますし、15~17歳の若年層は取り込み方さえ間違えなければ顧客にするメリットはたくさんあります。
ただ僕は一個懸念していることがあって、それは15~17歳のユーザーに対する利用制限です。
以下制限事項。
1. コミュニティの全機能(参加、閲覧、投稿など)がご利用いただけません。
2. 友人検索機能がご利用いただけません。
3. 日記公開範囲の標準設定が「友人まで公開」となります。
4. 青少年にふさわしくない広告を表示しません。
大したことないと思うかも知れませんが、僕はmixiにおいてコミュニティは自己PRの重要な要素であると思っています。
どんなコミュニティに属しているかで、その人の性格だったり趣味を読み取ることができるのです。
もちろん、15~17歳のユーザーなんて普段学校で会っているリアルなネットワークだからそこまで必要ないという意見もあるとは思いますが。
でも情報交換ができるという意味でもコミュニティは価値があると思います。
(15~17歳のユーザー専用のコミュニティが作れればいいのに)
ってか、今回の利用制限の緩和は、たとえば僕がお互い認識のある17歳の女子高生とつながることはできるんですよね?
だとすると、僕の通常のマイミクともつながることができるんですかね?
その辺が曖昧ですが、そのうちわかるでしょう。
以上が「mixi利用制限の緩和」についてです。
いよいよって感じですね。
でもこれは「海外のSNSの展開に追いついてきた」というだけですよね。
これから考えていかなければならないことは、海外への展開、つまりドメスティックになっているこのSNSをいかにしてインターナショナルに昇華させていくかが、mixiの課題であり、日本のWEBサービスの課題でもあると思います。
■mixi,年齢制限を15歳に引き下げ。2009年春にへ招待制から登録制へ-健全なSNSの発展は?
こんにちは。Mixi2009年春から年齢制限を引きザけることと、登録制も実施するということですが、これで利用者が増えるかというとそうでもないと思います。最近はクラウド・コンピューティングが盛んになってきたため、ミキシィーでないとできないようなことがなくなって来ていると思います。それから、 SNSは、ソーシャル・ネットワーキング・システムという名の通り、コミュニティーや社会のコミュニケーションを円滑にするということが本来の目的だったと思います。やはり、現実の世界のコミュニティーがSNSでコミュニケーションを補完するというのが一番だと思います。このへんの需要を開拓しなければ、結局大手SNSは衰退していくと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。
投稿情報: yutakarlson | 2008/11/29 14:15