GREEが上場して何日か経ちますが、その上場の話題があのTechCrunchに取り上げられていました。
携帯SNSグリーが日本で大型IPO
けっこうアイロニーですね。
グリーには価値のある専売特許がない。サイトのアイディアは簡単にコピーできるものだし、日本のモバイル市場は飽和に達しており今後様々な要因(日本の出生率低下、政府による携帯端末助成金禁止)で大幅に縮小される運命にある。が、しかし株式市場はグリーのビジネスモデルにまだ大きな成長の余力があると見ているようだ。
こう説明した上で・・・
広告事業と有料販売事業を二本立てで持っていることは、今の弱腰なオンライン広告市場ではプラスに働く。:グリーは全売上げの70%はバーチャルアイテムから、30%は広告から入っている。モバイルサイトでこれだけのバーチャル販売比とは、なかなか高い。逆にMixiは広告収入にかなり大きく依存している(サイトは有料アカウント収入が全体の10%未満。アバターシステムもない)。
そうなんですよね。
このビジネスモデルがmixiを時価総額で上回った要因でもあります。
でも僕は今回高値がついたことにちょっと疑問を抱いています。
特にこのバーチャルアイテムの部分に関しては、モバゲーと同じようにいずれ下降していく部分だと思うんですよね。
もちろんGREEの場合は自分を着飾るアバターだけではなく、釣りゲームのアイテムもよく売れているのですが、ずっと続くかというと難しいと思います。
まぁ、GREEに高値がついたのは、今の日本のネット市場で他に「買い」に走れるサービスが無いというのもありますね。
これはある意味チャンスですね。
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