一昨日はギャル系ファッションブランドと、某ファッションビルに営業に行った。
最近、営業していて気付くのが、どこの企業も広告に対する考え方がだいぶ変わってきたなぁということ。
それはとてもいい流れで、単純に決めた媒体に広告を投下するだけではなくて、しっかりと効果検証をしていたり、クロスメディアなど、ターゲットに合わせたコミュニケーションを考えていたりしている。
ファッション系は「ブランド感」が肝だから、特にそのあたりを気をつけているのかもしれない。
僕はモバイルメディアでプロデューサーをしていることもあり、営業に行った際に「モバイルの提案だ」という印象を持たれる。
それは当然のことで、中には「バナーなんてやんないよ」とすぐに言ってくる人もいる。
「そうですね。僕が同じ立場だったらやりませんね。一つだけ媒体を選ぶなら雑誌にします。」
たまにこう返す。
「いやいやwwwモバイルやってて何言ってんのwww?」
と苦笑される。
でも実はけっこう本音を話していて、ここから広告とは何なのか、モバイルの利点とは何なのかという説明とともに対話をしていくようにしています。(えらそうですが・・・)
最近はだいぶ理解してもらえるようになりました。
ただ僕も手探りで前に進んでいますし、若い考え方をしてるという認識もあります。
なぜなら、そんなメディアミックスなコミュニケーションを提案しなくても、まだまだモバイル一本で提案しても多額の広告出稿をするクライアントは数多くいるからです。
モバイルメディアで食べている立場としては、そういった売上の確保も必要なアクションです。
そこでぶっちゃけてしまう僕はまだまだ甘い人間で、営業マンには向いてなのかもしれません。
よくそこで悩んでいます・・・
話を戻して・・・
前回の記事にも書きましたが、
・媒体の選択肢が増えた
・媒体にはそれぞれ特性がある
・属性によってタッチポイントはちがう
・商材によって何が最適か
・今のトレンドはなにか
以上のことを掛け算することで、コミュニケーションは設計されていくべきですが、クライアント次第でパターンは無限だし、時代の流れ、技術の発展によって日々変化していくものだと思っています。
コミュニケーションデザイン、クロスメディア、メディアミックス、エンゲージメントの確立・・などが求められる世の中になってきてはいますが、結局のところ、王道パターンも無ければ、正解もありません。
その時、そのクライアントに合った広告展開を考えていかなければならないのです。
それはある意味すごく楽しいことです。
最近そうやって思えるようになってきました。
ちょっと前の記事に書きましたが、今の会社に来る前、色々あって広告代理店への転職をやめました。
でも、今はその時より、少しは大人になれたかもしれません。
今なら常に前のめりでポジティブにやっていけるかもしれません。
だけど一方で、モバイルはモバイルでできることも色々あって。
例えば、サービス企画・広告企画は表裏一体であり、コンテンツビルディングはそこが醍醐味でもあります。
広告においても、HUBとして機能するのかGOALとして機能するのか、それはその時によって変化しますが、そこはモバイルメディアを扱う僕が考えなくてはならない部分です。
今は他媒体との連携を考えつつ、モバイルでできることを考えていようかなと思っています。
それも一つの武器なので。
どの媒体にも言えることですが、自媒体の強み・弱みを意識し、他媒体との積極的な関わりをしていくことで、広告はもっと面白いものになっていく気がしています。
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