モテキが呼び戻す感覚

昨年から話題となっているマンガ「モテキ」。
「草食系男子」という言葉が流行り始めたのも昨年だったけど、このマンガはまさにその草食系男子の恋愛模様を描いた作品だ。

「草食系男子」と言っても主人公は30歳目前。
恋愛経験の少なさから、女性の行動に対して変な勘違いをしてしまったり、妄想してしまったり、自虐に走ってみたりと、とにかく面白い。

この主人公の考え方や行動が多くの日本男子の共感を呼んでいるのは納得がいく。

僕は草食系男子という自覚はあまりなく、どちらかと言うと肉食系男子のはず！（最近草食だけど）

なので、このマンガの読み方も、「今の自分」というより、大学時代までの自分に投影させて読んでいるところがある。

「ボーイズ・オン・ザ・ラン」というマンガでも同じような感覚を覚えるけれど、こういうリアルな青春マンガが、メランコリックというか、ノスタルジックというか、うまく説明できないけど、そんな感覚を呼び戻してくれる。

個人的にはGOING STEADYとか、昔のMr.Childrenを聴いてる時の感覚に近い。

たまにそういった感覚を呼び戻さないと、クリエイティブな発想はできないと思っている。

モテキ 3巻