「どんなアドネットワークが形成されているのか」
前回書いたことと若干矛盾が生じるが、媒体は多いに越したことはない。
ただし、ターゲティングもしくは属性セグメントのパターンを多く創れる必要がある。
クライアントが求めるターゲットの絶対量を高めるためだ。
求められる属性に対しての掲出量が、ベストパフォーマンスが図れた時にいくらになるかが重要だ。
だって、ヤフーがBTやったら負ける可能性あるし。
その結果、アドネットワークの細かいテクニックは抜きにして、選択肢は3つ。
①とにかくメガ媒体を集めて、パフォーマンスを発揮する。
②小さな媒体もちょこちょこ集めて「面」を大きくする。
③バーティカルなネットワークを形成し、ターゲット属性への掲出確率を最大限に高める。
…というような動きはここ最近日本でも見られる。
例えば↓
<雑多感>
NTT中心の「Japan X-media-network」
ニコ動参加って・・・
<バーティカル>
AMNの「ソーシャルメディア・アドネットワーク」
日経BPの「The Premium Contents Network」
ロイター・朝日などからなる「ビジネスプレミアムネットワーク」
Glamの女性向けアドネットワーク
「どんなアドネットワークが求められるのか」
もちろんバーティカルなものが求められるわけだが、ポストインプレッション効果などを考えると、その限りではなくて、「面」を増やして、よりマス的に攻めるのも一つの選択肢かもしれない。
ただその場合はボリュームがどうしても重要になってくるので、参入障壁は高くなっている。
逆にモバイルにおいては、まだまだ参入の余地はあるし、携帯電話固有のUID、それにひもづく個人情報をどのように使うかは一つのキーになるだろう。
(もちろんプライバシーの問題になってくるけど)
あとは機能的な部分でタグ・キーワードを使ったコンテンツマッチング、表示時間・広告表示の制御(ユーザーのアクションに合わせて)も必要。
ちょっと前に「Ads Follow Action」(勝手に名前付けた)って広告手法を考えたことがあって、ブランディング、認知をメインにした形で、アクセス毎に同クライアントの広告がメッセージ性を持ち切り替わっていく・・・って感じなんだけど、そういった広告表示のコントロールができたら面白いかなとか思っていた。
どうしてもファーストインプレッション⇒クリック!が当たり前になってるけど、そもそも広告をクリックしたくてアクセスしてるわけではない。
それならたとえ小さな広告スペースでも、もう少し長い目でブランディングしていこうよ!という考えだったんですけどね。
試みとしてはアリだと思うんだけどな・・・
まぁなかなか難しいだろうけど。
そう考えていくと、やっぱり今後アドネットワークはBTと切っても切れない関係になるし、むしろ掛け合わせをウリにしていかないと、媒体もクライアントものってこないと思う。
他とどう差別化したアドネットワークを形成すればいいのか・・・
ホントは動画の活用とか将来的にやりたいことはあるんだけど今は難しいのかな。
でも、そんなこと言ってるうちにフルブラウザが主流になったりして。
だとしたら、今モバイルサイトでどうアドネットワークを形成するかを悩むこと自体が意味の無いことになってしまう。
競合が多いとしても、深く考えずに超スタンダードなアドネットワークを形成するというジャッジももしかしたら必要なのかもしれない。
うーん。もうちょっと悩んでみよう。
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